2020.08.8

新型コロナウィルスの影響で在宅勤務を導入された会社は多いかと思います。 自宅でのインターネット通信環境には、WiFiをお使いの場合が多いのではないでしょうか? みなさん、ご自宅で快適なWiFi環境を構築できていますか? 今回は、WiFi環境をどうより快適化するかについて、お話ししたいと思います。 そのためには、まず電波のことを少し説明しなければなりません。 電波の様子を目で見ることはできませんが、我々は光であれば目で感じることができます。 光も電波も、「電磁波」と呼ばれる同じ物理現象です。 違いは何かというと、光は、大変高い周波数を持った電磁波なのです。 ガンマ線やX線といったいわゆる放射線も同じ電磁波で、光よりもさらに高い周波数を持っています。 皆さんは、よく「周波数」という言葉を聞いたことがあると思います。 そう、ラジオの番組を聴くときに、「周波数を合わせる」なんて言いますよね? そもそも、この「周波数」とは一体何なのでしょうか? アンテナから電波が放射される直前の電気信号をオシロスコープという特殊な装置を使って観察すると、以下の図のような信号波形が観察されます。 横軸は時間、縦軸は電圧です。 山と谷の変化を繰り返している様子が分かりますね。 一つの山の頂上と、その次に現れる山の頂上の間の時間を「周期」と呼びます。単位は秒、よく使われる記号はTです。 1秒間に何回、山谷が現れるかは、周期の逆数、つまり1/Tで計算できます。 この1/Tを「周波数」と呼びます。 つまり周波数とは、山谷の変化をひとつの周期とする信号波形が、一秒間に何回出現するかを表している量なんですね。 単位には、電波の存在を世界で初めて実証した科学者の名にちなんで、「Hz」(ヘルツ)という言葉が与えられています。Hzの厳密な単位は(回/秒)ということになります。 いくつかの電波の周波数を比較してみましょう。 AMラジオ 526,500~1,606,500 Hz FMラジオ 76,000,000~90,000,000 Hz 携帯電話 700,000,000 ~ 3,500,000,000 Hz WiFi 2,400,000,000~2,497,000,000 Hz、または5,150,000,000~5,725,000,000 Hz  アインシュタインは、真空中で光速度は不変ということを、彼の特殊相対性理論の原理としました。 電波も光も同じ電磁波ですから、電波の速度も不変です。 その速さは、1秒間におよそ30万km。 光も電波も、1秒間に地球を7周半も周回します。 ある周波数の電磁波が、1周期の時間にどれくらいの距離を進むかを示す量を「波長」と呼びます。 光の波長は380nm~750nm。 「1nm(ナノメートル)」は、1mの10億分の1の長さ。 そう、光の波長はとても短いのです。 光の波長と、いくつかの電波の波長とを比較してみましょう。 光 0.00000038~0.00000075 m 電波 AMラジオ 190~570 m FMラジオ 3~4 m 携帯電話 0.09~0.4 m…

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